New Business / Facility Rental

繁華街・料亭街に「共用冷蔵庫」を設置し、レンタル事業を構築

舞台は京都の高級料亭街。インバウンド需要が回復し「一席でも多く確保したい」店が増えるなか、飲食店が自前で抱える冷蔵スペースを店外にアウトソースし、空いた床面積を客席に転換して収益を伸ばす事業です。コロナ期に廃業した立地の良い料亭を買い取って共用冷蔵庫の拠点に転用。地域の不足を満たすとニーズ自体が消え、後発が参入しにくい構造を組み込んでいます。

Before年商 ¥0 / 社員0名
After年商 ¥1.2億

課題

舞台は京都の高級料亭街。インバウンドの回復で需要は戻る一方、料亭の客席数には限りがありました。仕込みに必要な冷蔵保管も慢性的に不足し、やむなく店内に大型の冷蔵設備を置けば、一席あたりの単価が高いインバウンド期に、最も収益を生むはずの客席スペースを自ら削ることになる。歴史的な建物が多く、増床も容易ではありませんでした。

市場構造

高級料亭街では、インバウンド需要により一席あたりの収益性が突出して高く、客席を1つ増やす価値が大きい立地でした。一方で、コロナ期に廃業した料亭が街なかに点在し、立地の良い遊休物件として取得できる状況がありました。冷蔵機能を店外へアウトソースできれば、各店は冷蔵スペースを客席に転換し、同じ建物のまま席数=収益を増やせる。低オペレーションで継続課金が積み上がる、ストック型の空白市場でした。

Coolonの支援内容

Coolonは、コロナ期に廃業した立地の良い料亭を買い取り、共用冷蔵庫の拠点へ転用。周辺の現役料亭・飲食店には「冷蔵スペースのアウトソース → 客席化 → 増収」という導入効果を、インバウンド単価を踏まえた席数・売上の試算で提示しながら、低オペレーション・高粗利のストック型モデルとして設計しました。

実施プロセス

  1. インバウンドで客席価値が高い京都の高級料亭街で、「冷蔵保管不足」と「自前冷蔵が客席を圧迫する」二重の課題を発見
  2. コロナ期に廃業した立地の良い料亭を買い取り、共用冷蔵庫の拠点へ転用
  3. 周辺店へ「アウトソース→席数増→増収」の効果を提示し、エリア内の利用を先行確保
  4. 需要特性に合わせて拠点を展開し、稼働率80%を維持する運用体制を構築

成果

年商¥1.2億規模、稼働率80%を維持。各店は冷蔵スペースを客席へ転換してインバウンド需要を取り込み増収し、拠点側はストック収益を積み上げる——双方が得をする構造として、継続的に収益を生み続けています。

後発が参入しにくい理由

このモデルには、後発が参入しにくい構造が組み込まれています。冷蔵保管の需要は「そのエリアにどれだけの保管不足があるか」で決まる、有限の総量です。先行した共用冷蔵庫がそのエリアの不足分を満たしてしまうと、満たされたニーズそのものが消滅します。後から別の事業者が同じエリアへ参入しても、もはや奪うべき需要が残っていない。さらに、拠点に使える立地の良い廃業料亭という"箱"自体が有限であり、先に押さえることで需要・供給の両面から後発を締め出せます。だからこそ、エリアを先に押さえた者が長く優位を保てる——「先に満たした者勝ち」の参入障壁です。

※ 掲載事例はクライアント事前承諾のもと、社名・固有数値の一部を抽象化しています。

同じような事業のご相談はこちら

既存の枠にとらわれない事業機会の発見や、ストック型ビジネスの設計について、ご相談を承っています。